名前覚えてくれてました!(認知症の高齢者の方です！)
高齢者施設で、椅子に座ってタイチーダンス
今日、毎回1ヶ月に一回行っている高齢者施設のラヴィーレさんにタイチーダンスクラスをしに行ってきました。月に一回、太極拳ならぬタイチーダンスで、呼吸法をやったり、音楽に合わせて、太極拳や長拳の簡単な動きをを楽しんでもらっています。
ちょうど初めて1年くらいになりますが、何となく慣れてきた感じで、硬い雰囲気もなくなってきました。
認知症の方が名前を覚えてくれた！
いつもタイチーダンスの時に前の方に座っている女性の方からときどき「先生、お名前はなんていうんですか？？」と何回か聞かれたことがありました。その度に、「私は△△です。」と答えていました。施設のスタッフの方によると、この女性の方は認知症ということで、「先生、あの方何回も同じこと聞いてくると思いますよ。認知症なので…」と聞いていました。年齢は70代くらいでしょうか？
今日クラスが終わった後に、そのスタッフの方が、その認知症の女性に、「〇〇さん、この先生なんていうの？」と聞くと、なんと「タイチーダンスの〇〇先生。」と答えたんです？
(覚えていたんだ。すごい！！)
と思い、思わず
「覚えてくれていたんですね！ありがとうございます!!」と言っていました。
前に、認知症は、ちゃんと治療すれば改善されると聞いたことがあったので、少し調べてみました。
国立長寿研究センターの「認知症はじめの一歩」という、パンフレットによると、
やっぱり、「聞き返すことが減った」とあります。どんな薬かというと
きっと、施設での食事や治療、環境などなど、良かったので、認知症が回復してきたのでしょうね。
でも、ご本人には、難しい気持ちの葛藤があるようです。
できていたことができなくなるって辛いですよね。両親の介護をしていたので、わかります。「できる」「できない」にフォーカスしないで,冗談も交えながら、面白くて、楽しいタイチーダンスをしていきたいです。
